こんにちは。2021年7月よりアディダスから新シューズが続々と登場しました。
今回は「アディゼロジャパン6」を手に入れたので感想をまとめました。
アディゼロジャパン6の特徴
ターゲットはサブ4だが幅広いペースに対応
「アディゼロジャパン」は従来よりサブ4向けランナーがターゲットです。
各ブランドよりサブ4クラスのシューズはラインナップされていますが、アディゼロジャパンの一番の特徴はスピード練習からジョギングまでどのペースにも対応できることだと思います。フルマラソン完走を目指す人のレース用からサブエガ(2:50切り)の練習用まで幅広くファンがいます。
シューズの特徴については下記にまとめてあります。
履き心地とサイズ感
履き心地は柔らかく旧作(ジャパン5より前)に近い
前作のジャパン5はアッパーが硬めでしたが、ジャパン6はアッパーが全体的に柔らかくなり旧作(ジャパン5より前のモデル)に近い履き心地でした。
旧作と同様に適度に柔らかいアッパーと補強パーツの組み合わせにより、ホールド感とナチュラル感のバランスが良いです。昔ながらのクラシックなランニングシューズ感があり筆者は大好きです。
今作ではヒールカップが高くなり先端にクッション素材が搭載されましたが、踵のホールド感は前作までと同じと感じました。
シューレースホールが多く紐の結び方を変えられる
シューレースホール(靴紐を通す穴)が2列になっていて、紐を通す位置により締め具合を調整できそうです。通常の結び方で問題ありませんが、フィット感にこだわる人には良い機能だと考えます。
サイズ感は前作までと同様
サイズ感は前作までと同じでした。但し、ジャパン5しか履いたことのない人についてはアッパーが柔らかくなった(旧作に戻った)ので若干広く感じるかもしれません。
足幅はE相当ですがワイド幅もあります。なお、同時発売された「ボストン10」に比べて横幅は狭い(ボストン10が広い)です。
実際の走行感
クッション性が上がったが安定性も維持
ミッドソールの前足部に高クッション・高反発素材の「ライトストライクプロ」が搭載されていて、前作(ジャパン5)に比べて前足部のクッション性とバウンド感が高かったです。
安定性についてはブーストフォームより安定性の高い「ライトストライク」が中足部~踵に搭載されたことで、厚底の弊害である不安定さが中和され、これまでと同様の安定性を維持していました。
総じてソールが厚くなったことでクッション性、バウンド感が上がりつつ安定性も犠牲にしていないように感じられました。
このシューズを履く前は「あー、厚底にすればいいってもんじゃないのにー。バランスが良かったのに崩れちゃうよー」と思っていましたが、良い意味で裏切られました。
さほど高反発になってはいないがペース維持が楽に
前足部に搭載された「ライトストライクプロ」とソールの厚みによりバウンド感が強くなりましたがスピードは前作と同じくらいに感じました。しかし、良い意味でじゃじゃ馬ではなく扱いやすく感じました。
一方で、同じスピードでもクッション性が上がっているので、ぺースは速くなっていないが同じペースで楽に走れるようになり、結果的にタイムが伸びると感じました。よりフルマラソン向けとなった印象です。
キロ6分~3分台のどのペースでも快適
アディゼロジャパンはどのペースでも快適に走れる万能シューズと評判でしたが、今作もそれを継承していました。
筆者の感覚として、キロ6分~3分台(ほぼ全ての練習メニュー)のペースで気持ちよく走れました。
遅いペースではミッドソールのクッション性が目立ち脚に優しい接地感ですが、ペースを上げるほどソールが弾むようになり脚の動きに追従してくれました。キロ3分台の速いペースでは反発性は比例してこなくなりましたが、沈み込みが比較的少なく速いペースでも脚の動きを邪魔されずに走ることができました。
キロ6分より遅いペースでもクッション性・安定性が十分ありますが、そのペースならウルトラブーストなどのエントリーモデルの方が脚に優しいと考えます。
レース用としてはサブ4からサブ3狙いまでで一番性能を発揮すると考えます。
まとめ(推しのポイント)
- 反発性、クッション性、安定性のバランスが良い
- スピード練習からジョグまで一足で万能にこなせる
- 前作までと比べて厚底になったが、ソール素材変更により安定性も維持
- レース用としてはサブ4狙い~サブ3狙いまでオススメ
- 前作(ジャパン5)のアッパーや接地感が合わなかった人にもオススメ
今なら旧作のアディゼロジャパン5も安くなっているのでこちらもオススメです。
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