こんにちは!今回はアディダスの厚底レーシングシューズ「アディオスプロ2」をフルマラソンで実戦投入したため、アディオスプロ2について改めて感じたことをレビューしていきます。
気温20℃向かい風のコンディションでしたが、結果はサブスリー(2:58)でゴールできました。
アディオスプロ2のレビューについては下記をご覧ください。
<レビュー>「アディオスプロ2」でストライドが爆伸!どのペースから使えるか?
大会までの準備
アディオスプロ2を選んだ理由
アディオスプロ2を選んだ理由は下記の3点です。
- シューズと足型が合っていたため
- 厚底シューズの中でも接地感があり、走行感が好みであったため
- 話のネタとして
筆者は足幅が細身(D相当)のため、フィット感が比較的広いアシックス、ミズノ、ホカオネオネのレースシューズではシューズ内で足がズレる不安があり候補から除きました。
残るメジャーブランドの中でも、①アディオスプロ2は接地感がありマラソン終盤に疲れで反発に乗れなくなってもピッチやキックでもペースを維持できそうであった、②前足部のガイドにより足抜けがスムーズで走りやすかったため、アディオスプロ2を採用することとしました。
また、ナイキのヴェイパーフライを履くランナーが圧倒的に多かったため、話のネタとしてもフルマラソンで使ってみることとしました。筆者にとってもヴェイパーフライの方がタイムを出せるシューズだと思いますが、もう少し走力が上がった時のご褒美に取っておきます(笑)。
履き慣らしに約50km使用
筆者は下記の目的でシューズの履き慣らしをしました。
具体的には大会の4週間前からペース走と閾値走のポイント練習で計50kmほど使用しました。
- フルマラソンで使えるかのチェック(走力、足型、走り方のマッチング)
- シューズの感覚に慣れる
結果として、マメなどのトラブルもなくフルマラソンの距離も走り切れそうだと感じたためアディオスプロ2をレースシューズに選びました。
履き慣らしに関しても、厚底による地面との距離感と前足部のガイド感に慣れれば履き替えは比較的スムーズでした。
一点、ドロップ(つま先と踵の高さの差)が10mmと高めのため、普段からフラットなシューズを履いている場合はある程度の履き慣らしが必要と考えます。
メインの練習はボストン10を使用
距離走ではアディゼロボストン10をメインで使っていました。
ボストン10はアディオスプロ2に似た接地感ながらアディオスプロ2よりも重いため、アディオスプロの接地間を覚えつつ脚もトレーニングできる効果があったと感じています。
なお、どちらも厚底のため脚の筋力が鈍らないように週1,2回は薄底シューズ(アディゼロタクミレンとアディゼロジャパン)を使うようにしていました。
ボストン10での練習ついては下記をご覧ください。
「ボストン10」は「アディオスプロ2」の練習用にオススメ!ただし注意点が
フルマラソンで使用した感想
踵のクッションと前足部のガイドに頼れる
アディオスプロ2は踵の厚みが40mm近くあり、走りながらペースを整えたり下り坂で脱力するために踵に乗ってもペースを維持しやすく衝撃も比較的少なかったです。結果、終盤までダメージ軽減に貢献してくれました。
また、前足部のガイド(反り上がり)と高めのドロップ(10mm)により重心移動がアシストされる感覚があり、サブスリー前後のペースでは積極的に踏み込まなくても自然に推進力が得られました。
ただし、他ブランド(ヴェイパーフライやメタスピードなど)に比べると接地感があり、自力で走っている感覚は強めでした。
ふくらはぎのダメージは軽減したが…
厚底シューズ全般に言えますが、やはり終盤までふくらはぎのダメージが少なかったです。
一方、その分に体幹とハムストリングス(裏腿)への負担が増えたと感じました。
そのため、ある程度走り込んで鍛えていないと失速の特効薬にはならないと考えます。
トータルとしては、ふくらはぎのダメージを減らして走り続けられるメリットの方が大きいと考えます。
ピッチでもストライドでもスピードを上げられる
大会中の走行データを見てみると、巡行ペースの平均ピッチが上がっていることが分かりました(普段180→185)。普段と同じ感覚で走っていましたが、反発のタメの少なさと前足部のガイドにより足がスムーズに回転したおかげだと考えます。
一方、終盤にペースアップ(キロ3分半)した際にはストライドだけが大きく伸びていたため、一般ランナーにとってアディオスプロ2はピッチでもストライドでもスピードを出せるシューズだと感じました。
ヴェイパーフライとの比較
軽量性、推進力の得やすさ、安定性の観点から筆者の場合、結局はヴェイパーフライの方がタイムが出やすいと考えます。
しかし、アディオスプロのカーボンロッドはプレート状ではないため、プレートの突上げ感やソールが沈み込むタメが苦手な人にとってはナチュラルな接地感のアディオスプロの方が相性が良いと考えます。
また、アディオスプロはヴェイパーフライよりも足抜けが良いと感じたため、足抜けの良さを速さに繋げられる人はヴェイパーフライよりも良いタイムで走れると思います。
まとめ
- 履き慣らしはそれほど必要ない
- 厚底クッションにより足持ちが良い
- 体感とハムストリングスに負担がかかりやすい
- 足抜けがとにかく良い
- ピッチ走法、ストライド走法どちらでも走りやすい
レースシューズはナイキのヴェイパーフライ一択の風潮かもしれませんが、アディオスプロも劣らない位に素晴らしいシューズです。
2022年7月より新作の「アディオスプロ3」が発売されることとなり、アディオスプロ2も値下げされ手に取りやすくなるかもしれません。
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